千葉県八街市で児童の列にトラックが突っ込んだ事故で、運転手の呼気からは基準値超のアルコールが検出されましたが、勤務先は毎日の検査をしていませんでした。トラックによる飲酒事故は後を絶ちませんが、検査が義務化されていない車も。実態を調べました。

■相次ぐトラック「飲酒事故」…対策は
有働由美子キャスター
「千葉県八街市で児童の列に突っ込んだトラック運転手の容疑者の息からは、基準値以上のアルコールが検出されました」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「トラックの飲酒運転事故は絶えません。国土交通省ホームページによると、事業用トラックでは昨年、36件にのぼっています。死者やけが人が出る事故も多いです」

有働キャスター
「これほどトラックの飲酒運転は多いのですね。対策はどうなっているのでしょうか？」

小野委員
「トラックやバス、タクシーなど事業用の車は、運転前の点呼の際にアルコール検査を義務化しています。体調を確認し、アルコール検知器を使って酒気帯びの有無を確認します。そのために事業所などには、アルコール検知器も備えなくてはいけません」

「ただ、ドライバー次第だと言える面もあります。トラックによってはアルコール検査が義務化されていないも車もあるためです」

■事故トラックのナンバーは「白」
小野委員
「トラックにはナンバープレートが緑か白かで、2種類あります。緑が事業用で、お金をもらって人やモノを運びます。白は自家用の扱いです。アルコール検査が義務化されているのは緑のナンバーで、白ナンバーは義務がありません。今回の事故を起こしたトラ..