■文在寅「反日」のウラで、日本のラーメンが大人気！
韓国で日本式ラーメンが人気だということをご存じだろうか。

もともと韓国では2000年代後半、日本食ブームが拡大。生麺を使った日本式ラーメンも話題となり、本場から韓国に進出する越境店舗が目につくようになったことは記憶に新しい。

しかし、2010年代に入ると日韓関係が徐々に悪化。2012年、李明博前大統領が竹島に上陸してから日韓関係は悪化し、さらに2017年の文在寅政権発足以降は、韓国全土で反日運動と日本製品不買運動が広がった。

そうした反日運動の影響は、ユニクロやアサヒビールなどの日本の大企業に加えて、韓国で個人が経営する日本式飲食店にも直撃した。閉店や撤退を余儀なくされた店が少なからず出てしまったウラで、じつは意外なところで日本式ラーメンは韓国で根強い人気を誇っているのである。

実際、ソウルのラーメン激戦区である江南や新村、弘大などでは、クリーミーな豚骨ラーメンを求める若者たちが行列を作っている。

韓国では豚骨味が定番だ。豚骨スープは、韓国料理のカムジャタンやゴムタンなどでも使われているので、馴染みが深いのだろう。豚骨だけでなく、塩、醤油、辛みそなど各種ラーメンの味比べができる店もできている。

■家でも「日本のラーメン」を食べる
韓国ではつけ麺も注目を集めている。

韓国のバラエティ番組にはたびたび日本のラーメン店が登場しているし、韓国SBSの人気番組『路地裏食堂』の企画で、大阪を訪れた料理研究家のペク・ジョンウォン氏は魚介豚骨のつけ麺を食べて、コクのあるつけ汁と太麺のバランスのよい..